中国の吉利ホールディンググループ(以下、ジーリー)の新ブランド「LYNK & CO」の次世代4ドアセダン、『03』市販型プロトタイプを凍てつくスカンジナビアでカメラが捉えました。
開発車両の撮影に気づいたドライバーは、すぐさまカメラを遮りシートカバーをかけてしまったようですが、その後撮影に成功したとレポートされています。
今回のプロトタイプは、以前捉えたテストミュールではなく、全て生産型パーツが装備されているようです。プラットフォームには、ジーリーが傘下に収めるボルボと共同開発した「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)を採用。フルデジタル・クラスタ、大型インフォテイメントディスプレイが配置するほか、デジタル車載シェアボタンなどを装備し、「世界で最も進んだコネクテッドカー」を目指して市販化される予定です。
2017年の上海ショーで公開された「03」コンセプトモデルは、SUVの『01』のフロントデザインから継承される斬新な爬虫類顔を持ち、欧米で「ファンキー」すぎるセダンと呼ばれていました。市販型では、そのデザインがどこまで反映されるか注目されていますが、このテスト車両を見るとデュアルヘッドライトやワイドなグリル、L字型テールライトなど、コンセプトモデルに酷似していることが分かりました。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジン、2リットル直列4気筒エンジン、1.5リットル直列3気筒エンジン+電気モーターのPHEVなどがラインアップ予定で、2018年内には、ワールドプレミアされると予想されています。
(APOLLO)