4A-G最速を記録したOPT MR2のメカニズムがコレだ! その4【OPTION 1984年10月号より】

<エアロチューニング解析>カーボンなどの新素材で攻める!

エアロはすべてマッドハウス・杉山氏が製作するスペシャルだ。今回は3点のパーツを製作しテストした。

フロントのダウンフォースを増加させるためのエアダム。エアダムの下面は大きくシャシー側に張り出し、フロントグリルから入ったエアが下に抜けないようになっている。エンジンフードから出たシュノーケルもオールFRP。空気抵抗を少なくした横に広がるタイプだ。

ベストヒットはボンネット。中央に大きな開口部を持つボンネットはノーマルと同形状で、裏側の骨まで同じ。が、ビックリなのはその素材。なんとF1などの超ハイテクレーシングカーに使用されているカーボンケブラーで出来ているのだ。

カーボンはFRPと同強度で重量は30%も軽く、ノーマルの14.8kgに対してアルミフィンを含めて5kgという軽量ボンネットに仕上げている。杉山氏はこのMR2のすべてのエアロパーツにカーボンを使用すると話す。が、FRPの4倍と超高価であるため、市販品としては使用不可能とのこと。

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30年以上後の今では懐かしい言葉?に思う手動追加インジェクターや、高価で手が出ないカーボン製エアロパーツ…。チューニングの世界も超進化していることがよ~く分かります。このOPTスーパーMR2の今後は、またの機会にご紹介していきますね!

[OPTION 1984年10月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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