<エアロチューニング解析>カーボンなどの新素材で攻める!
エアロはすべてマッドハウス・杉山氏が製作するスペシャルだ。今回は3点のパーツを製作しテストした。
フロントのダウンフォースを増加させるためのエアダム。エアダムの下面は大きくシャシー側に張り出し、フロントグリルから入ったエアが下に抜けないようになっている。エンジンフードから出たシュノーケルもオールFRP。空気抵抗を少なくした横に広がるタイプだ。
ベストヒットはボンネット。中央に大きな開口部を持つボンネットはノーマルと同形状で、裏側の骨まで同じ。が、ビックリなのはその素材。なんとF1などの超ハイテクレーシングカーに使用されているカーボンケブラーで出来ているのだ。
カーボンはFRPと同強度で重量は30%も軽く、ノーマルの14.8kgに対してアルミフィンを含めて5kgという軽量ボンネットに仕上げている。杉山氏はこのMR2のすべてのエアロパーツにカーボンを使用すると話す。が、FRPの4倍と超高価であるため、市販品としては使用不可能とのこと。
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30年以上後の今では懐かしい言葉?に思う手動追加インジェクターや、高価で手が出ないカーボン製エアロパーツ…。チューニングの世界も超進化していることがよ~く分かります。このOPTスーパーMR2の今後は、またの機会にご紹介していきますね!
[OPTION 1984年10月号より]
(Play Back The OPTION by 永光やすの)