男には男の楽しみ方がある!? by Dai
交通検問・・・なんたって不愉快だ。コッチがなにも後ろめたいことはないハズなのに、なぜか不安がムラーっと湧き上がってくる。
「あれー、免許証持ってたよなぁ。でも確認してないし…」。ましてその時、クルマがドアミラーに換えてあり、ステアリングも小さめの皮巻きだったりすると、「敵に難癖つけられるとヤバイ! ここはひとつ、穏便、低姿勢に」と心中、平静ならざるものがあったりする。
が、今はド・ノーマル車だから余裕も生まれる。しかし、寄ってきたオマワリさんは、ごく機械的に「免許証拝見」と言ったきり。コッチも別にオマワリさんと親しくしたいワケでもないから、黙って免許証を見せる。「お酒飲んでませんか?」「飲みたいんだけどね」「アレ、目がちょっと赤いですね」「ウサギ年だからでしょ!」…冗談はまったく無視された。
「こっちへハーッと息、吹きかけて」「ハーッ」「それじゃあ、分からないよ。もっと強く!」…言葉使いが、心なしか変わってきた。そこでオレは、思いっきり息を溜め、ニンニクラーメンを食べ、ジタンのタバコを吸った後のとっておきの一息をプワーッっとあびせてやった。オマワリさんは思わず、鼻を曲げた。
いつもならひたすら時間の無駄損したって気しかしなかったが、今回ばかりは、なんと言おうか、スカッとするコミュニケーションが、(一方的に?)取れ、心爽やかに検問を後にしたのだった。オマワリさん、めげないでネ!
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ね、おバカでしょ!? 飲酒検問は、今の時代でもたとえ我が身が潔白でもムカつくものがあります。でもね、女性にだってけっこーきつめのことを言ったりするんですよ~。あ・・・オカマちゃんじゃないから、か!? しっかし、こんな企画を思いつき、そして実行してしまう当時のスタッフを尊敬してしまいます。
ちなみにこの記事、日本初の300km/hオーバー、ゲーリー.A.光永氏所有の真っ赤なパンテーラが307.69km/hを記録した記事と同じ号です(汗)。
(Play Back The OPTION by 永光やすの)