【昭和末期の名車列伝】エンジンは水平対向4気筒の半分! トレンドと真逆の低全高ながら広い室内をも実現したホンダ・トゥデイの独創力

大スペースの軽自動車・N-BOXが大ヒット中のホンダ。そのルーツと言えるモデルは、このN-BOXとは真逆の低全高カーでした。

昭和末期から平成初期にかけての名車を紹介するシリーズ企画。今回紹介する1985年登場の初代トゥデイはFF・2BOXの軽自動車です。

その特徴は何と言っても低く、流れるようなルーフ形状にあります。

当時のライバルたちが室内空間の広さを競うため全高を1400mmオーバーと高く確保していく中で、トゥデイの1315mmは異質でした。しかしホンダはワイドトレッド(前1225mm・後1230mm)化や、2330mmのロングホイールベース化を実現することで室内空間を大きく取ることに成功していました。

ちなみにこのホイールベースは同時期に販売されていた初代CR-Xを超え、3代目のワンダーシビック3ドア(2380mm)に迫るものです。

一方でエンジンにも注目です。

初代トゥデイ発表時に搭載されていた2気筒545ccエンジンは、実は輸出向けバイク・GL1000の水平対向4気筒ユニットをベースに片バンクだけを使ったもの。正しい言い方ではありませんが「フラット2」とも呼べる水平配置エンジンなのです。

このフラットな独特のエンジンがあって初めてフロントウインドウと面一の低いフロントフードが実現し、トゥデイのロングルーフコンセプトが完成したのでした。カッコだけでなく、メカニズムでもヤル! ホンダの会心の一作です。

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