ただし、重量は770kgと重くなっている。サスペンションには大小のモディファイはある。基本的なレイアウトはシティのフロントサスを4輪に配した4輪独立懸架のストラットだが、ノーマルのままで4輪ストラットにすると、エンジンの無くなったフロントサスは硬すぎてしまうために、パル・インターナショナルでスペシャルダンパー&コイルスプリングを製作してもらっている。もちろん、リヤサスも変更してあり、ジョイント部はピロボールとし、基本的な剛性を高めている。
当初、ノーマルサス流用の時は限りなくオーバーステア傾向であったが、今回のテストではニュートラルに近いオーバーステアとなっていて、ほぼ満足のいく設定となった。
サーキットラップではコンマ以下で良くなった程度の差だが、そのドライバビリティには大きな差があり、走行フィーリングは2秒は速くなっている気がするほどだ。
コーナー突っ込みでノーズをインに向けることは安易でドリフト走行でもグリップ走行でも意のままにチョイスできるドライバビリティを味わえる。ただハイスピードコーナーになると、リヤのグリップ力は弱くアクセルオンでテールを振ってしまう。次回改造に乞うご期待!
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NOVAのレーシング技術&ノウハウを多用し、フットワーク系チューニングは先が見えてきました! では、次回その5をお待ちください!!
[OPTION 1983年10月号より]
(Play Back The OPTION by 永光やすの)
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