【新型レクサス・LS試乗】新型レクサスLSは静粛性向上を目指して高い空力ボディを採用

現行型LSは世界トップの空力性能を実現したボディを目指すために、ドアガラスを滑らかな一枚の面にしたフラッシュサーフェスウィンドウを採用。ドアガラスのガラスと窓枠の段差を極限までなくしたフラッシュサーフェスウィンドウなどにより風切り音を低減させるなど静粛性にこだわっています。

LS伝統のワイド&ローを強調したリアビューはサイドからリアに回り込む造形を先代より強めたことで、リアが引き締められ小さく見えます。サイドからの立体的な流れをリアコンビネーションランプ内側で切り返すスピンドル形状を採用し、ワイド感を強調しています。グレードによってリアスタイルは異なり、LS500hはバンパーのロア部分にセンターメッキモールを配置し、クリーンなイメージを表現。一方のLS500マフラーの出口にバッフルを配置してダイナミックさを表現しています。

現行型LSに装着されるホイールは19インチを中心にFスポーツには20インチを標準装備。Fスポーツ以外は軽量化を図りながら、走行中に発生するタイヤの共鳴音を低減する中空レゾネーター構造のノイズリダクションアルミホイールを採用。ロードノイズの発生源まで遡り、静粛性の向上を図っています。装着されているタイヤはパンクしても一定の距離を走行できるランフラットタイヤとなっています。

現行型レクサスLSはフラッグシップの風格とこれまでの4ドアセダンでは見られなかった斬新クーペスタイルを兼ね備えたモデルに仕上がっています。こうしたチャレンジが高く評価され、2017年10月の発売からわずか1カ月で約9500台も受注されるなど早くもヒットモデルとなる予感がします。

(萩原文博)

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この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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