0-100km/h加速を1秒921を達成したウルトラEVスポーツ・ASPARK OWLとは?

2月11日の13時20分頃、栃木県鹿沼市の特設テストコースにおいて、0-100km/h加速で1秒921というとんでもない記録を達成し、世界一速い市販車を目指すASPARK OWL。

昨年のフランクフルトショーでコンセプトモデルが発表され、50台限定での市販を予定、予想販売価格は4億6千万円といわれています。

そのASPARK OWL、開発の段階で様々な記録に挑戦していくことで、すでに発注を表明しているというウェイティング中の顧客満足度を向上させようという狙いもあるようです。その第一弾の挑戦が、0-100km/h加速テストで2秒を切ると言うもの。

冬真っ只中の栃木県鹿沼市では素のままのタイヤでは加速が鈍ることもありえるので、バーンナウトでタイヤを暖めます。

そして13時20分ころ、多くのスタッフや報道陣が見守る中、1本目の走行が行われます。この時のタイムが1秒921!テスト1回目で目標をクリアしてしまったのです。いかに開発車両とはいえ、この高い目標を一発でクリアするというのはオドロキ!

開発車両の製作には、東京モーターショーなどで話題となったスーパーカー「IF-02RDS」を世に送り出したIKEYA FORMULAが全面協力しています。スーパースポーツに対してのノウハウは並々ならぬもの。ASPARKの代表である吉田眞教さんも、この性能にはご満悦で、開発も次の段階へと進めていくとのことでした。

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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