「ジャパンアミューズメントエキスポ」で乗り物系体感ゲームの進化を見た!

2月9日から幕張メッセで開催された「ジャパンアミューズメントエキスポ(JAEPO)」は、ゲームセンターなどの設置されるアーケードゲームの展示会。今年のゲームセンターやアミューズメント施設を彩るアーケードゲーム機の最新作や試作品が発表される場として世界から注目されています。

最近のゲームセンターはキャッチャーなどの景品系とプリクラばかりだと思われている方も多いと思いますが、ちょっとその奥に足を踏み入れると実は体験型ゲームが所狭しと並んでいます。そんな体験型ゲームはダンスやリズムなどの音楽系や射撃、釣りなど多種多様ですが、clicccarとして見逃せないのは乗り物系体験型ゲーム。

乗り物系体験ゲームで見逃せないのが電車でGO!!

最新型アーケード版では、リアルな実物大運転席に左右まで映す3画面マルチワイドを備えており、グラフィックも超リアルで完全にトレインシミュレーター。ゲームの域を超えています。

運転するといえばレースゲームも忘れてはいけません。なかでもセガの「World Drivers Championship feat SUPER GT」はSUPER GTのプロモーターであるGTアソシエーションが監修をして話題となったゲームです。このSWDCがいよいよ今月末から稼動を開始します。

いまどきのレースゲームでリアルかどうかを語るのは愚の骨頂といえますが、このSWDCは違う意味で超リアル。登場するマシンはすべてSUPER GT2017シリーズを走ったマシンそのものの仕様、そしてこのレースをナレーションするのはSUPER GTオフィシャルアナウンサーのピエール北川さん!

さすがにGT300は全てのマシンが収録されているわけではありませんが、グッドスマイル 初音ミク AMGやVivaC 86 MC、SUBARU BRZ R&D SPORTなど主だったマシンや話題のマシンが収録されています。そしてなんと2017開幕戦岡山で話題を独り占めした植毛GT-Rも選択可能。

このSWDC、GT300だと1レース20台の参加台数ですが、その中からネット対戦で8台まで参戦可能。残り12台がコンピューター制御のいわゆるNPCマシンとなります。筆者が対戦した際は、リアルドライバーがなんと大阪オートメッセからの参戦!こういった面白さはアーケードならでは。

乗り物系といえばロボットも乗り物系に入れてもいいのではないでしょうか。スクエア・エニックスがブースのほとんどを試遊機スペースにあてた期待の新作が「星と翼のパラドクス」。

キャラクターデザインがエヴァンゲリオンの貞本義行さんということで話題となっているタイトルですが、このゲームはロボットを操縦して飛び回りながら敵と対戦するというゲームで、その3次元的動きをシート可動とすることによって可能にしました。

その動く範囲がとんでもなく大きく、画面の視覚効果とあいまって、とんでもない加速感を味わうことができるのです。これは本当にスゴイ!

家庭用ゲーム機との差別化も図らなければアーケードゲームの未来は無いと言われた時代から確実に差別化を図ってきたアーケードゲーム。特に体験型ゲームはそこに行かなくては味わえないアメージングが存在しています。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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