【日産オールラインアップ雪上試乗】EVは寒さに弱い!? けど、新型リーフは雪と氷に強いと断言できるワケは?

■スムーズな加速や発進を可能としたトルク制御

リーフを圧雪した雪上でスタートさせた瞬間、まず感じたのが一般的な路面と同様になんら気を使わず走り出すことができること。大げさではなく、雪上とは思えないほどのスムーズさです。
また、坂道でもズルズルと後退することなく一般道と同じく“普通”に登っていくのです。同じ路面で某ミニバン(リーフと同じFF)はガッツリとアクセルを踏み込まないと坂を登らないことに比べると、同じFFとは思えないほどのトラクションが備わっていたことに驚きました。

日産によると、これは1万分の1秒単位で行うモーターのトルク制御がなせるもので、EVが持つメリットのひとつなのだそうです。モーターの出力を制御するインバーターが制振制御などにより、タイヤの空転を検知してモーターの回転数を適切におさえるようをモーターを素早く制御。低μ路でも大トルクを誇る駆動モーターからの適切なパワーが駆動輪に伝わりスムーズに走行できるのです。

このEVが持つ雪上性能については先代リーフび開発テスト中、雪上テストを行ったときはじめて確認できたそうですが、いまやリーフの大きな特長となっているようです。