日産自動車が昨年10月発売の新型「日産リーフ」に搭載した自動駐車機能「プロパイロット パーキング」。
駐車が苦手なドライバーをアシストする頼もしい機能で、僅か3操作で駐車に必要なステアリング、アクセル、ブレーキなどの操作を自動制御。まるでクルマ自身に知能が有るかのように駐車スペースに合わせ、後向き駐車、前向き駐車、縦列駐車をこなしてくれます。
そうしたなか、同社は「プロパイロット パーキング」技術から発想したコンセプト動画「ProPILOT Park RYOKAN」を公開しました。
同社は2年前、オフィスチェアに「インテリジェントパーキングアシスト」機能が付いていたら…との発想で、手を叩くだけでオフィスチェアが自動で元の位置に収まる片付け不要の技術「INTELLIGENT PARKING CHAIR」の動画を公開。
今回公開した「ProPILOT Park RYOKAN」では、300年以上の歴史を持つ箱根の老舗旅館「一の湯本館」とのコラボにより、「おもてなし」を進化させた未来型旅館が表現されています。
玄関、宿泊室などの天井に設置されたカメラが、スリッパや座布団の位置を把握、リアルタイム画像処理技術とソナー情報をもとに自走機能を持つスリッパ、座布団、テーブル、リモコンなどが空いているスペースへと自ら「駐車」を開始します。
スイッチ操作だけでスペースを正しく確認し、向きを切り返し、隣接するスリッパにぶつからず、動く人の手を煩わせず、正確に様々なアイテムが空きスペースを検知して動く様子は、まさに「プロパイロット パーキング」機能そのもの。
日産では2月1日~2月4日10:00~20:00の間、スイッチ操作のみでスリッパが定位置に戻る様子をグローバル本社ギャラリーで実演するそうです。
また、1月25日~2月10日18:00までの期間で「一の湯本館」宿泊者を募集しており、抽選で1組(2名)限定、1泊2日の宿泊(3月24~3月25日)をプレゼントするとのこと。
おりしも、政府は観光を目的とした訪日外国人を2020年に現在の2倍の4,000万人、2030年には3倍の6,000万人に増やすという目標を掲げており、今回の企画もそうした流れの中で生まれたそうです。
(Avanti Yasunori・画像:NISSAN)
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【関連リンク】
日産プロパイロット パーキング
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/advanced_technology.html
ProPILOT Park RYOKAN
http://www.nissan.co.jp/BRAND/TFL/PPPR/