【東京オートサロン2018】富士スピードウェイでスーパー耐久の24時間レースが開催!富士では実に50年ぶり

富士スピードウェイは、ピレリ スーパー耐久シリーズ2018 第3戦「富士SUPER TEC 24時間レース」の概要を東京オートサロン2018で発表しました。開催日程は2018年5月31日(木)~6月3日(日)の4日間となります。

2017年の9月1日に計画を発表した富士SUPER TEC 24時間レースですが、今回の東京オートサロン2018において正式に開催を発表できるというのは異例のスピードといえます。

開催決定には周辺自治体の協力も必要となるだけに、地元での期待も大きいのかもしれません。そんな期待の現われが昨年12月に富士スピードウェイのある静岡県小山町の旗振りで設立された「小山町モータースポーツ協力会」。この協力会は地元行政、近隣代表、周辺企業が参加し、この24時間レースを町ぐるみでバックアップするものです。

スーパー耐久といえばFIA-GT3からデミオやフィットなどのコンパクトカーまでの様々な車種が一斉に走るという耐久レースで、富士スピードウェイでは2009年からシリーズ最長時間のレースを開催。2017年では10時間レースを開催しています。

そんな富士スピードウェイが満を持しての24時間レース開催は内外から大きな注目を集めています。

【大会概要】
・大会名称
ピレリ スーパー耐久シリーズ2018 第3戦「富士SUPER TEC 24時間レース」
・主催
富士スピードウェイ株式会社、FISCOクラブ
・スケジュール
5月31日(木)専有走行、夜間練習走行
6月1日(金) フリー走行、予選
6月2日(土) 15:00スタート
6月3日(日) 15:00ゴール
・決勝出走台数
最大70台(JAFによる特別認可を申請中)
・参戦ドライバー登録人数
3~6名
・公式テスト日程
3月3日(土)・5月8日(火) 両日ともナイトセッション(夜間練習走行21:00まで)を実施

24時間レースとなれば、それだけに参加したいというスポット参戦のチームも少なからず存在するでしょう。そんなチームへの対応も含めて参加台数は70台を予定。主要な自動車レースとしては明らかに最多の出場台数となります。

レース時間も参加台数も最多最長となる富士SUPER TEC 24時間レース。数々のドラマが生み出されることとなるでしょう。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる