出展している自動車メーカーのブースの見どころを、超手短に紹介。時間のない人、気の短い人に最適!?
東京オートサロンの楽しみ方は、大手のメーカーやチューニングカーだけじゃない、宝探しの様な要素も含んでいます。今回、紹介するのは、塗ってはがせるスプレーを商品化している株式会社ティーエスエムのブースです。
ラッピングとは異なり、液体のスプレーで塗装をするため、ホイールやボディのバンパー、バイクのボディのような曲面が入りくんでいるパーツであっても、簡単に塗ることができます。
ブースの壁には、サンプルのホイールや、グリルのメッキパーツが展示されており、はがし途中の塗装サンプルもありました。厚みのあるフィルムのように固まった塗装が、ぺりぺりとはがされています。カラーは12色と非常に豊富。艶ありと艶なしのカラーと、クリアー塗装もありこちらはボディコーティング剤にもなります。
気になるのが塗装の耐久性。紫外線や雨にさらされると、ほんの数週間で剥がれてしまうのでは?スタッフへ聞いてみました。
塗装をしたフィルムの耐久性は約1年間。レース車両のホイールなど、特に高温になる使用環境では短くなることはあるが、耐熱性能も100度まで確認済みであり、まったく問題ない、とのこと。
塗装方法は素人でも簡単。塗る部品へのマスキングと脱脂をしたうえで、2度以上に分けて塗装を塗り重ねることで、コーティングの層が形成されていき、頑丈な被膜が作られます。頑丈ではありますが、簡単に剥がすこともでき、元に戻すことも容易です。
ちなみにこの商品、JAPAN DIY ホームセンター商品コンテストの新商品部門 会長賞も受賞しているとのこと。油性の液体ラバースプレーは1本2,980円、環境対応も考慮した水性の液体フィルムスプレーは1本3,680円で発売中とのことです。目安はスプレー1本でホイール2本を塗ることができます。
愛車のホイルを艶消しブラックで気軽に塗ってみたいな、と思ったのは筆者だけではないはず。
まだまだ発掘されていないアイテムがあるはず。ぜひオートサロン会場内を探検してみてはいかがでしょうか。
(文/写真:吉川賢一)