【東京オートサロン2018】ペリペリはがせる塗装でホイール塗り替えも簡単!3分で分かるTAS・アイテム編:ティーエスエム

出展している自動車メーカーのブースの見どころを、超手短に紹介。時間のない人、気の短い人に最適!?

東京オートサロンの楽しみ方は、大手のメーカーやチューニングカーだけじゃない、宝探しの様な要素も含んでいます。今回、紹介するのは、塗ってはがせるスプレーを商品化している株式会社ティーエスエムのブースです。

ラッピングとは異なり、液体のスプレーで塗装をするため、ホイールやボディのバンパー、バイクのボディのような曲面が入りくんでいるパーツであっても、簡単に塗ることができます。

ブースの壁には、サンプルのホイールや、グリルのメッキパーツが展示されており、はがし途中の塗装サンプルもありました。厚みのあるフィルムのように固まった塗装が、ぺりぺりとはがされています。カラーは12色と非常に豊富。艶ありと艶なしのカラーと、クリアー塗装もありこちらはボディコーティング剤にもなります。

気になるのが塗装の耐久性。紫外線や雨にさらされると、ほんの数週間で剥がれてしまうのでは?スタッフへ聞いてみました。

塗装をしたフィルムの耐久性は約1年間。レース車両のホイールなど、特に高温になる使用環境では短くなることはあるが、耐熱性能も100度まで確認済みであり、まったく問題ない、とのこと。

塗装方法は素人でも簡単。塗る部品へのマスキングと脱脂をしたうえで、2度以上に分けて塗装を塗り重ねることで、コーティングの層が形成されていき、頑丈な被膜が作られます。頑丈ではありますが、簡単に剥がすこともでき、元に戻すことも容易です。

ちなみにこの商品、JAPAN DIY ホームセンター商品コンテストの新商品部門 会長賞も受賞しているとのこと。油性の液体ラバースプレーは1本2,980円、環境対応も考慮した水性の液体フィルムスプレーは1本3,680円で発売中とのことです。目安はスプレー1本でホイール2本を塗ることができます。

愛車のホイルを艶消しブラックで気軽に塗ってみたいな、と思ったのは筆者だけではないはず。

まだまだ発掘されていないアイテムがあるはず。ぜひオートサロン会場内を探検してみてはいかがでしょうか。

(文/写真:吉川賢一)

この記事の著者

Kenichi.Yoshikawa 近影

Kenichi.Yoshikawa

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイラインやフーガ等のFR高級車の開発に従事。車の「本音と建前」を情報発信し、「自動車業界へ貢献していきたい」と考え、2016年に独立を決意。
現在は、車に関する「面白くて興味深い」記事作成や、「エンジニア視点での本音の車評価」の動画作成もこなしながら、モータージャーナリストへのキャリアを目指している。
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