【東京オートサロン2018】空気入りタイヤの発明から130年。その始祖であるダンロップがエアレスタイヤを展示

ダンロップの創業者のジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを発明してからちょうど130年となる今年、東京オートサロン2018のブースにはダンロップが開発した空気を使わないエアレスタイヤが展示されました。

じつはこのタイヤ、昨年の東京モーターショーにも展示されているのですが、記念すべき年に再び展示したということに、つねに挑戦を続けるダンロップの姿勢のようなものが見え隠れします。

ブースに展示されているクルマは2台。いずれもレーシングカーで、2017年のスーパーGTのGT500クラスで優勝した中嶋レーシングの「Epson Modulo NSX-GT」と、2001年のル・マン24時間レースで3位入賞したベントレー・スピード8です。

ダンロップは静粛性を向上するために特殊吸音スポンジをトレッド内側に貼り付けるなど、さまざまな新しい発想を盛り込んでタイヤ造りに励んでいます。今回の東京オートサロンでは各種のタイヤを数多くを展示しました。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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