日本で作られるセダン、イギリスで作られるハッチバック。10代目のシビックはどちらのパッケージングが使いやすいか? 検討してみましょう。
両車ともにホイールベースは2700mmで同じですが、全長はセダンのほうが130mm長く、全高はハッチバックが25mm高くなっています。ホイールベースも同じですが、リヤシートの取り付け位置は異なっていて、ハッチバックのほうが35mm前になっています。つまり足元が狭いことになります。
ハッチバックのリヤシートに窮屈さを感じるかといえばそこまでではありませんが、広いリヤシートが欲しいという方はセダンを選んだほうがいいでしょう。
ラゲッジスペースについてもセダンのほうが数値がよくなっています。全長が長いこともあり、セダンのラゲッジルーム容量は519リットルもあります。ハッチバックは420リットルなので約100リットルの差があると言えます。
ハッチバックはトノカバーが横巻きタイプとなりました。よくある前方巻き取りタイプだと手を思い切り伸ばさないとなりませんが、横巻きタイプの場合は手を伸ばさずにトノカバーをセットできるのでとても作業が楽になります。
スタイリングについては好みの範疇ではありますが、やはりセダンのほうが落ち着いた雰囲気で、社有車っぽいイメージが強くなります。逆にハッチバックはなかなか社有車としては選ばれにくいタイプのクルマでパーソナル感にあふれています。
(文・写真:諸星陽一)
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