技術面での注目点は、荷室ユニット数に応じて全長が異なる計3サイズの車両を用意。低床、箱型のバリアフリーデザインによるフラットかつ広大な空間に、ライドシェアリング仕様、ホテル仕様、リテールショップ仕様といったサービスパートナーの用途に応じた設備を搭載することができるそうです。
さらにトヨタは、車両制御インターフェースを自動運転キット開発会社に開示するというのも見逃せないポイントと言えるでしょう。
自動運転キット開発会社は、自動運転キットの開発に必要な車両状態や車両制御等を取得することができ、開発された自動運転キット(自動運転制御ソフトウェアやカメラ・センサーなど)をルーフなどに搭載することが可能になるとのこと。
また、車両制御インターフェースは、外部からのサイバーセキュリティ対策はもちろん、自動運転キットからの車両制御指令コマンドの安全性を一定のルールに基づき確認するガーディアン機能も用意され、自動運転キット上のソフトウェアを常に最新の状態に更新することができるようになるそうです。
(塚田勝弘)