【マツダ・CX-8試乗】CX-5とは異なる、3列シート車らしい走りのテイスト

一見、マツダCX-5の全長を延ばしたようなスタイルにも見えるCX-8。北米向けのCX-9と同じ2930mmというホイールベースをもち(CX-5は2700mm)、全長を約160mm短く、全幅を約130mm狭く(全高は約15mm高く)することで、日本向けにアジャストした3列シートSUVといえます。

CX-5と共通するのはエンジンベイくらいで、2.2Lクリーンディーゼルエンジンも「SH-VPTS」と型式こそ同じですが、ツインターボの大径化などにより最高出力はCX-5の175ps/420Nmから190ps/450Nmに増強され、190kg前後の重量増に対応しています。

最新版といえるクリーンディーゼルエンジン仕様は、CX-5のそれよりもさらにスムーズに回るだけでなく、エンジン音を含めた騒音対策は念入りにされている印象を受けます。CX-5からさらに静粛性が引き上げられている印象で、マツダの国内向けSUVでトップモデルにふさわしい動的質感が得られています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる