中国市場で好調のホンダ、2018年に「ヴェゼル」ベースの新型EVを投入

中国政府がEV、PHV、FCVを「NEV」(新エネルギー車)と定め、2019年に自動車メーカーに対して中国における生産・販売台数の10%を「NEV」とする規制の導入を予定しており、さらに2020年には「NEV」率を12%に引き上げる方針で、自動車メーカーにとって電動車両の生産・販売戦略の重要性が増しています。

そうしたなか、新聞報道によると中国市場での販売が好調なホンダが同規制を踏まえ、2018年に小型SUVのEVを発売するそうです。

小型SUV「ヴェゼル」のプラットホームをベースにしたEVで、4月開幕の北京モーターショー2018で公開、現地合弁会社2社のブランドでそれぞれ製造・販売する計画。同EVは、北京市のカーシェアサービスにも供給するそうで、消費者にEVの魅力を訴求、カーシェアサービスとEVの拡販に繋げる考えのようです。

おりしも同社は中国市場で合弁会社2社による事業が拡大しており、2018年3月期の販売が139万台となる見込み。さらに武漢市に2019年稼動予定の新工場を建設中で、2019年3月期の販売で140万台以上を見込むなど、新車販売が好調な中国市場で同国の大気汚染対策「NEV」規制に乗り、EV拡販を狙うものとみられます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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