価格は250万円〜。ロードスターが新車以上になるマツダのレストアメニューを徹底解説

■対象車両はNA6のみ

「当面の」という注釈がつくようですが、対象車両はNA6のみとなりました。初代ロードスターの1989年9月1日の発売から1993年7月のマイナーチェンジまでの、B6-ZE型1597cc直4DOHCエンジンを搭載したモデルです。

同じ初代ロードスターでも1.8Lエンジン搭載のNA8は対象外となります。また、NA6の中でもグレードにより対象から外れるものがあります。

レストアの対象はベースグレードのほか、アルミホイールなどが装備されるスペシャルパッケージ、Vスペシャル、Jリミテッドの各限定車。Sスペシャル、Sリミテッド、M2は今回の対象から外れました。

対象モデル・グレードが限定されるのは、専用装備となっていたダンパーなどのメーカー系カスタマイズパーツの再調達が、今回のレストアサービス開始アナウンスまでに難しかったため。サプライヤーとの調整で供給状況が変わった場合には対応モデルに追加される可能性もあるとのこと。

■カスタマイズされていないオリジナル車両を基本する

対象のモデル・グレードであれば、そのままサービスの対象になるとは限りません。クルマの状況によって、対象外になる場合があります。

その項目の中でも、多くのオーナーが気になりそうなところでは「オーナーにより大きなカスタマイズが行われているクルマ」を指す項目があります。

サービス開始直後ということもあり、まずは新車当時の状態へ戻すことを基本にしたいとのこと。新車当時に装備されていたものから変更されているパーツが多いものは、当面の間、対象外とすることになっています。

このほか、「ナンバーのないクルマ」や、「事故等の修正に問題があるクルマ」、「錆による侵食が激しいクルマ」なども対象から外されるようです。

この記事の著者

古川教夫 近影

古川教夫

1972年4月23日生。千葉県出身。茨城大学理学部地球科学科卒。幼稚園の大きな積み木でジープを作って乗っていた車好き。幌ジムニーで野外調査、九州の噴火の火山灰を房総で探して卒論を書き大学卒業。
ネカフェ店長兼サーバー管理業を経て、WEB担当として編プロ入社。車関連部署に移籍し、RX-7やレガシィ、ハイエース・キャピングカーなどの車種別専門誌を約20年担当。家族の介護をきっかけに起業。福祉車輌取扱士の資格を取得。現在は自動車メディアで編集・執筆のほか、WEBサイトのアンカー業務を生業とする。
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