ダイハツ工業が、インドネシアの現地法人「ADM」(アストラ・ダイハツ・モーター)で生産しているコンパクトSUV「TERIOS(テリオス)」をフルモデルチェンジしました。
世界的なSUVブームの中、インドネシアで発表された新型「TERIOS」。荷物の積載量が多く、悪路など様々な道路環境にも対応するなど、現地で求められるニーズを反映した7人乗り3列シートの本格SUVで、ダイハツ本社と「ADM」が開発を担当。
ダイハツはトヨタ自動車に同モデルを「RUSH(ラッシュ)」としてOEM供給しており、今後、トヨタを通じて新興国向けに輸出することになるようです。
「ADM」が生産する今後のダイハツ新興国事業の先駆けとなる車両で、ASEAN市場向けの1.5L次世代エンジン「2NR-VE」を搭載し、燃費性能を先代比で25%向上させています。
プラットフォームは現地で好評を得ている「セニア」用をベースに改良、FRの特長を活かした高い走破性に加え、操縦安定性や乗り心地、NV性能など、基本性能を大幅に向上。
内外装デザインは「ADM」のデザイナーが担当したそうで、同国で高いシェアを占めるMPVユーザーを取り込めるよう、「ダイナミック&ハイクオリティ」をキーワードに、ひとクラス上の質感が感じられる上質感のあるデザインとしており、中でもサイドビューの均整がとれたデザインが目をひきます。
新型「TERIOS」の目標販売台数は1,500台/月。トランスミッションは5MTと4ATを用意。
ちなみに車両サイズは全長4,435mm×全幅1,695mm×全高1,705mmと、日本でも扱い易いサイズ。室内長を先代比で170mm拡大、1列目と2列目の前後乗員間距離を+45mm、荷室長を+150mmそれぞれ拡大するなど、広く快適な室内空間を実現。
このようにスタイリッシュに生まれ変わった新型、SUVの人気が高まっている今こそ国内でも「テリオス」「ラッシュ」を復活させ、リーズナブルな価格で販売して欲しいと思うのは筆者だけでしょうか。
【関連リンク】
アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)
https://astradaihatsuciledug.com/
トヨタ・アストラ・モーター(TAM)
http://www.toyota.astra.co.id/