【新車試乗】スバル・BRZの新トップグレード「STI Sport」を全開試乗!

BRZ STI Sportのベースとして選ばれたのは、ブレンボのブレーキシステムを標準装備するGTグレード。そこに、STI Sport専用のフロントバンパー(エンブレム付き)やフェンダーガーニッシュを与えることで外観イメージを変えています。また、足元は18インチホイールに変更。タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4(215/45R18)をチョイスしています。

新グレードの追加に合わせてボディを強化しているほか、STI SportにはフレキシブルVバーやフレキシブルドロースティフナーフロントを加えることで、ボディ剛性をコントロール。

GTグレードが標準装備しているZF製ザックスダンパーは、引き締められたボディや、グリップ性能を高めたタイヤに合わせてリセッティングされています。もちろん、バネレートも変更。タイヤハウスの隙間から覗き込むと、STIのイメージカラーであるチェリーレッドに塗られたスプリングが確認できるのもオーナー心をくすぐる部分といえそうです。

 

インテリアは「STI Sport」専用のテーマカラーとなっている「ボルドー」色でコーディネート。単なるスポーティグレードではなく、最上級グレードという位置付けであることを再確認させます。シートには本革やアルカンターラといった素材をふんだんに採用したほか、メーターパネルやメーターバイザー、ステアリングなども専用品として、特別なモデルであることを実感させられます。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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