10月28日に一般公開がスタートした東京モーターショーで、トヨタ自動車が2018年に発売を予定しているFCバスのコンセプトモデル「SORA」が公開されています。
車両寸法は全長10,525mm×全幅2,490mm×全高3,340mm。環境に配慮すべく、FCV「MIRAI」で開発した「トヨタフューエルセルシステム」を2基搭載。水素燃料で走行し、排出するのは水のみとなっています。
228kW(114kW×2)の大容量FCスタック、最高出力226kW(113kW×2)/最大トルク68.4kgm×(34.2kgm×2)を発生する駆動用モーターに加え、充填圧力70Mpaの高圧水素タンク10本を搭載、タンク内の総容積は600L。1回の水素充填で約200km走行できるそうです。
また、最高出力9kW、235kWhの電源供給能力を備えており、災害時には電源としての利用が可能。車内にはベビーカーや車いすのスペースに自動格納機構付き横向きシートを設置。利用車がいない場合は一般利用者が座ることも可能で、乗車定員は乗務員を含む79名。
モーター走行による変速ショックの無いスムーズな走りに加え、急加速を抑制する「加速制御機能」の採用により、緩やかな発進を可能にするなど、立ち乗客の安全性に配慮されています。