トヨタ『プリウス』の派生モデル『プリウスα』次期型プロトタイプがニュルブルクリンクの高速テストを開始し、その模様をカメラが始めて捉えました。
「プリウスα」は、2列5人乗りのステーションワゴンと3列7人乗りのミニバンの派生モデルで、欧州では「プリウス PLUS」、北米では「プリウス V」と呼ばれ親しまれています。ベースである現行「プリウス」は、2015年にフルモデルチェンジが行われましたが、「プリウスα」は旧型がそのまま販売されており、新型モデルの発売が注目されていました。
今回始めて捉えた次期型の開発車両によりボディが大刷新されることが判明しました。現行モデルと比較してノーズは伸び、リアピラーデザインを大幅に変更。より広いリアストレージエリアを生むためにルーフが高くなっています。これにより次期型はワゴンでもミニバンでもない、レクサスNXのような「クロスオーバー」に近いデザインとなると推測されます。その違いはリビューからも一目瞭然です。
面白いのはテールライトで、現行とは大きく異る水平の薄型タイプですが、よく見ればレクサス「NX」のものが装着されており、これはフェイクと思われます。が、生産モデルでも横型が採用される可能性が高いです。またフロントマスクは「プリウス」とほぼ同じデザインとなりそうです。
パワートレインは「プリウス」と同じ1.8リットル直列4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドで、JC08モード燃費で33km〜35kmを目指しています。
ワールドプレミアは早ければ2017年内もありそうですが、2018年前半が有力とレポートされています。
(APOLLO)