■「ビーバーの歯」も装備。M4グランクーペも登場の可能性
BMWは新型「4シリーズ クーペ」を発表したばかりですが、5ドアバージョンとなる『4シリーズ グランクーペ』の設定が確実となり、その市販型プロトタイプが初めてニュルブルクリンク高速テストを開始しました。
4シリーズ グランクーペは、EVサルーン『i4』と「CLAR」プラットフォームを共有、酷似したスタイリングとなりました。
大きな違いは、i4はエンジン冷却を必要としないため閉鎖されたグリルが装着され、エキゾーストシステムを持たない点です。また新型4シリーズでは、「ビーバーの歯」となぞられる巨大キドニーグリルを装備しましたが、グランクーペも間違いなく装備されるはずです。
キャビン内は「3シリーズ」からデザインを継承、12.3インチのデジタルクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムなどが配置されます。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ターボエンジン、最高出力258psを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ、最高出力388ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンのほか、プラグインハイブリッドも予想されています。
さらに3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する「M4グランクーペ」の初設定が噂されており、最高出力500ps以上、最大トルク598Nmを発揮すると思われます。
BMWは6月にも2ドアの4シリーズ・クーペを公開予定で、グランクーペは最速でも2020年内、あるいは2021年と予想されています。
(APOLLO)