全長4400×全幅1695×全高1750mmという背の高いパッケージを採用したトヨタの「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」。
燃料はLPGで、1.5L直列4気筒エンジンは54kW(74ps)/4800rpm、111Nm/2800-4400rpm。モーターは45kW(61ps)/169Nmでニッケル水素バッテリーを搭載しています。安全面では「Toyota Safety Sense C」が用意されています。
会社(上司)から指名されて出陣式に向かったという、タクシードライバーの方の助手席、後席に座り、お台場から豊洲の駐車場まで同乗しました。
普段はクラウンコンフォート(もちろんLPG仕様)をドライブしているという運転手さん。今回初めて(実質的には2回目)ハイブリッドタクシーを運転するそうで、「とてもスムーズで、発進、加速、減速に違和感がなく、運転席の乗り心地も上々です」と高い評価をしていました。
また「少し視界(着座位置)が高く、フロントノーズが短いので見切りがしやすく、フェンダーミラーも小さめの割にかなり見やすいです」と第一印象は良好のよう。後方視界も良好だそうですが、「車庫入れはまだあまりしていないです。(3ボックススタイルの)クラウンコンフォートのようにトランクがないので、どうでしょうか」と慣れを要する点もありそう。
さらに、実際に配備されている車両にはナビが付いていましたが、こちらはお客さんを乗せて走るナビとは仕様が違うそう(そのタクシー会社の仕様ではないという意味)。タクシードライバーの方の会社の場合、本番用の「ナビ待ち」で、実際の営業までには1カ月ほどかかるそうです。