OPTIONは最高速だけじゃない! スキャットDRAGも熱かったあの頃……【1981年11月号より】

デ・トマソ・パンテーラ by 近藤康男
米国車クラス3位 タイム:12秒92

実力、大発揮!

ブラック&ホワイトのパンテーラは、アメ車3位。クリーブランド351を圧縮比10.5のピストン、メカニカル・タペット、ホーリー850ダブルポンパー、エーデルブロックマニホールド、マロリーCDIなどでチューン。約400psを発生する。

タイムから察しても、この数値は掛け値のない実力だ。タイヤはP7の285と、街乗り仕様にもかかわらず、抜群のスタートで13秒を破ったのは立派!

ファミリア13B by 鈴木 浩
国産車クラス48位 タイム:15秒97

どーした、雨宮チューン13B!?

ファミリアのボディに13Bサイドをブチ込んだスペシャルだ。エンジンはバリバリの雨宮チューンで、レブリミットは1万rpm! ミッションはRX-7のもの。タイムはなぜかド不調の15秒97……。

ポルシェ・カレラRS by 武田俊則
欧州車クラス 2位 タイム:11秒96

フルチューン武田ポルシェ、惜しくも2位!

自己ベストをたたき出したのが、このポルシェ。フルチューンのRSRエンジンを超軽量ボディに搭載。

3Lレーシングマシンのメーカーデータを上回るゼロヨンタイムは立派だ。目標の12秒台半ばのタイムを一気に短縮した。スタートが決まればさらにタイムアップ確実!

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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