東京モーターショー2017のスズキは「”ワクワク”を、誰でも、どこへでも」がテーマ。まるでテーマを先取りするかのように、軽量化と1.4L直4ターボで戦闘力アップを遂げた「スイフトスポーツ」を発売したばかり。意気盛んなスズキへの期待が高まります。
ハイライトはジムニーの未来形を示唆するようなコンセプトカー「イーサバイバー」が出展されます。2030年を想定した2シーターのEVオフローダーで、EV化や自動運転を織り込んだスマートモデル。噂された「ジムニー」の次期モデルは、サプライズがない限りお預けのようですが、一目でジムニーとわかる「イーサバイバー」のフロントマスクが、何やら嬉しく感じられます。
またジムニーの代わりという訳ではありませんが、市販目前の新型車が2車種も出展されています。1つ目は「スペーシア コンセプト/スペーシアカスタム コンセプト」で、激戦区の軽スーパーハイトワゴン市場にフルモデルチェンジで参戦。センスアップされたデザインと最大級の室内幅、そしてマイルドハイブリッドで商品力をアップしています。
2つ目は、軽の新ジャンルを開拓した「ハスラー」に似た新車種で、小型SUVの「クロスビー」です。ひょっとしてハスラーの拡大版?と思いきやさにあらず。Aセグメント用プラットフォームに1L直3ターボを搭載した新開発モデルで、発売前なのにドレスアップ仕様も出展するとのこと。世界的に人気を博しているジャンルということもあって、スズキの気合が伝わってくるようです。
(星崎 俊浩)
【関連リンク】
2017 東京モーターショーのすべて
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMM20171019