【東京モーターショー2017】AIと自動運転技術を搭載したコンセプトEV「TOYOTA Concept-愛i」は300km走行可能

トヨタからコンセプトカーの「TOYOTA Concept-愛i」シリーズが東京モーターショー2017に出展されます。

今年1月の「2017 International CES」に出展された四輪モデルの「TOYOTA Concept-愛i」に加えて、ユニバーサルな小型モビリティ、そして歩行領域のモビリティを「TOYOTA Concept-愛i」シリーズとして新たに追加して出展するもの。

ここでは、「TOYOTA Concept-愛i」をご紹介し、「TOYOTA Concept-愛i RIDE」は別の記事でお届けします。

トヨタは、アメリカにトヨタ・リサーチ・インスティテュートを設立。スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学と連携研究センターを設立し、人工知能に関する人材をかき集め、AIに関する研究開発を加速させています。

「TOYOTA Concept-愛i」のボディサイズは、全長4510×全幅1830×全高1475mmで、ホイールベースは2700mm。4人乗りのEVで、航続可能距離は300kmとされています。「TOYOTA Concept-愛i」シリーズに共通するコア技術は人工知能を応用したもので、ドライバーの感情認識や嗜好推定を行う「人を理解する」技術(Learn)だそう。

この「人を理解する」技術と自動運転技術を組み合わせ、ドライバーを「安全・安心」に導くほか、エージェント技術と組み合わせることで、ドライバーの気持ちを先回りした提案を可能とし、ドライバーに新しいFun to Driveをもたらすとしています。

「TOYOTA Concept-愛i」は、キャビンを前出しした未来的シルエットに加え、先進的なHMIとエージェントとの対話による新しいユーザーエクスペリエンスを実現するとしています。なお、一部機能を搭載した車両で、2020年頃にも日本での公道実証実験を開始する予定としています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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