室屋選手が優勝すると信じ、ソンカ選手を抑えて2位に入りそうな「ワイルドカード」を考えると、マクロード・チャンブリス選手以外の最右翼は、終盤昇り調子のマット・ホール選手でしょう。
室屋選手がかつて怪物と呼んだホール選手。愛機MSX-Rが昨年の最終戦を前に修復不可能なダメージを受け、乗り換えを決断。
しかし、新機体のEDGE540 V3は開幕戦に間に合わず、機体をレンタル。第2戦に登場した際はツルシ(ほぼ買ったまま)の状態でした。
機体の構造も特性も大きく違う機体を手なずけつつ、開発も進めて第7戦では予選1位、決勝2位の位置まで返り咲きました。
そのほか、ホール選手以外にも今季予選上位につけるグーリアン選手。今年急上昇したコプシュテイン・ポドルンシェクの両選手、デビューイヤーにもかかわらず19ポイントを稼いでいるブラジョー選手。今年は波に乗り切れていない現チャンピオン、マティアス・ドルダラー選手ですが、昨年このコースで優勝しており、侮れない存在です。
最終戦はインディアナポリス。インディ500が行われるスーパースピードウェイのインフィールドを舞台に行われます。
コース内の滑走路から離陸後にスタートゲートを通過して、反時計回りに2周半するコースです。今年はレイアウト的には大きく変わっていない様に見えます。
今回、NHKBS1での生中継が決定しました!(10月16日(月)午前2:00-5:00) インディアナポリスのトラックは室屋機の得意な高速レイアウトではありませんが、優勝と逆転チャンピオン獲得を応援しましょう。
(川崎BASE)