トヨタの自動運転開発を担う「TRI」に米ベンチャー「LUMINAR」社が貢献

日本独自の衛星測位システムを構築するための人工衛星「みちびき」4号機が10月10日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、日本のほぼ真上を周回する「準天頂衛星」となり、来年度早々に計4機による24時間測位が可能になるそうです。

これにより、ビルの谷間でもNAVIで正確に自車の位置が判るようになり、測位誤差が1m程度に縮まるそうで、「みちびき」が出している「補強信号」を受信できれば、数cm単位にまで測位精度を上げることが可能になるなど、今後の「自動運転」実現に向けた環境が着々と整いつつあるようです。

そうしたなか、米国で人工知能等の研究開発を行なっているトヨタ自動車の子会社「TRI」(Toyota Research Institute)が先頃、自動運転技術等の開発進捗状況を公表しました。

クルマが障害物や路面状況を検知しながら周囲状況を正確に把握し、より安全な運転ルートの予測を可能にしたそうで、標識や道路上の白線などに関するデータを収集することで、自動運転に不可欠な地図情報の作成に活用できるとしています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる