その技術の根幹となるのが、認識距離や映像処理能力を向上させた米「LUMINAR」社の新型「LiDAR」(レーザースキャナー)で、物体の形状や位置を正確に把握可能。視野の調整により、最も認識が必要な方向に焦点を合わせることができるそうです。
「LUMINAR」社は、2012年に当時16歳だった若き天才オースティン・ラッセル氏(現在22歳)が創設した米国のベンチャー企業で、高校時代にカリフォルニア大学アーバイン校のベックマンレーザー研究所でAR(拡張現実)やワイヤレス給電のプロジェクトに関わったことがきっかけで3D技術の開発を思い立ったそうです。
「LiDAR」センサーは他社製品に比べて測定距離が200mと長く、一般的な製品(35m)を大幅に上回り、解像度も他社製品と比較すると格段に高い模様。
TRIでは、LUMINAR社と共に開発を加速させていく考えのようで、今後、全米のトヨタのR&D 拠点で自動運転のテストを予定しているそうです。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、LUMINAR)
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