グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランキング化しているインターブランド社が、2000年の統計開始以来18回目となる最新の「Best Global Brands 2017」を発表しました。
今年のレポートでは「Growth in a Changing World」をテーマに、企業の成長にとって重要な「人」「テクノロジー」「ブランド」の3要素について分析した結果、5年連続で「アップル」が1位(1,841億ドル)、「グーグル」が2位(1,417億ドル)にそれぞれランクインする結果となっています。
今回、「アマゾン」(5位)と「サムスン」(6位)のランクアップにより、「トヨタ」(503億ドル)は昨年の5位から7位に後退しましたが、9位の「メルセデス・ベンツ」(478億ドル)や、13位の「BMW」(415億ドル)を抑え、自動車ブランドでは14年連続で1位を堅持。
トヨタが高評価なのは、世界市場における事業規模や範囲、サービスの質に加え、商品の耐久性・品質など、揺ぎ無い信頼性の高さが世界中で認知されていることが要因になっているようです。
その他の日本車メーカーでは「ホンダ」(227億ドル)が21位から20位へ、「日産」(115億ドル)も43位から39位にそれぞれランクアップしています。
また「フェラーリ」(48.8億ドル)が今回88位に初ランキングされたのをはじめ、EVでお馴染みの「テスラ」(40億ドル)が意外にも98位(昨年は100位)のポジションにランキングされているのが注目されます。
インターブランドによると、テクノロジー系ブランドが様々なデジタルツールで顧客とのエンゲージメント(絆)を強める中,自動車産業は次世代モビリティの開発において、テクノロジーブランドとの競争・共創の時代に突入しており,それが今後の持続的な成長の鍵になるとみているようです。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)
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