日産が、国内の全工場で「完成車検査」において不正をしていた問題が大きくなっています。
簡単にいうと、日本の自動車メーカーが国内向けに生産するクルマについては、国土交通省との約束に基づいた体制において完成車検査(完検)を実施することにより、そのまま登録できます。しかし、日産の問題は約束した体制(正規の検査員)ではない状態(非正規の検査員による作業)が常態化していたのです。
工程としての検査自体を省略していたわけではないようですが、検査員が非正規であったということは、完成車検査としての体をなしていないことになり、全車の再検査が必要という話になっています。