ダイムラーが米アラバマ工場に1,120億円を投資、米国でのEV生産拠点に!

一方、ダイムラーは9月21日、アラバマ州のタスカルーサ工場稼働20周年を記念する式典において、今後のEV生産に向け10億ドル(約1,120億円)を同工場に投資すると発表しました。

同工場では現在3,700人以上のチームメンバーを雇用しており、「GLS」「GLE」「GLEクーペ」の生産拠点としてSUVの70%以上を同工場から世界中の市場に輸出。昨年1年間で31万台以上の車両を生産したそうです。

ダイムラーによると、2020年代初めにも同工場でSUVのEVモデル生産を開始する計画で、2022年までに新たに10車種以上のEVを投入するほか、全車種にHVやPHVなどの電動モデルを用意するそうです。

また、タスカルーサ工場の近くに5番目となるバッテリー工場を建設する計画も存在する模様。

同社は2020年に中国でもEV生産を開始すると発表するなど、EV生産に向けた投資を加速させており、今回の投資により、米国にもEVの生産拠点が加わることになります。

Avanti Yasunori・画像:Daimler)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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