トヨタ自動車とヤマハ発動機の共同開発により、1967年に誕生した日本初の本格グランツーリスモ「トヨタ2000GT」。
トヨタが内外装のデザインや車両レイアウト、ドライブトレインの設計を担当、ヤマハがエンジンのDOHC化やシャシー等の細部設計に加え、楽器製造で蓄積した木工技術を活かし、ゴージャスなインパネやウッドステアリングの実現に寄与したことでも知られています。
車両価格は238万円と、60年代当時としては非常に高価で、1970年までの3年間に僅か337台しか生産されなかったこともあり、現存する固体は年々少なくなっているようです。リトラクタブル式ヘッドランプや鋳造によるマグネシウム製ホイールを装備した同車の希少性は年を経るごとに高まるばかり。
そうしたなか、9月24日に秋晴れの東京お台場MEGA WEBにおいて、同車の生誕50周年を祝う一大イベント「トヨタ2000GT 生誕50周年祭」が開催されました。
トヨタ2000GTオーナーズクラブ実行委員会協力による同イベントではトヨタ2000GTを使った同乗試乗会が行なわれ、非常に貴重な機会でもあることから筆者も参加。