今年も行ってきました!フランクフルトモーターショー。
フランス・パリとドイツ・フランクフルトは交互開催で行われ、今年はフランクフルトの年。
例年通り、ドイツメーカーは相変わらず力が入っていますが、一方で日産やインフィニティ、ボルボ、GM、プジョー、フィアット、クライスラー、アルファロメオといったメーカーが出展しておらず、少し寂しいフランクフルトショーになるのでは?と思っていましたが、見た感じ、例年と大きな違いは感じられませんでした。
そんな中、見慣れないクルマとブースを発見!
「このクルマは何?」と思いつつ、写真撮影し、少しブースを離れたところで日本語でのプレスコンファレンス。慌てて戻って聞いてみました。
どうやらこちらは日本のASPARK(アスパーク)という会社の「OWL」というEVのコンセプトカーらしい。スタイルはマクラーレンか?フェラーリか?ロータスか?といったスポーツカールック。しかもドアが上に開くバタフライドア。
驚いたのは0-100㎞/hまでの到達時間がたったの2秒。正確には2秒以下とのこと。あの「ブガッティ ヴェイロン16.4スーパースポーツ」や「ランボルギーニ・アヴェンタドールLP1600-4 MANSONYカーボナードGT」の2.1秒をも上まわる加速力というではありませんか!
ボディはフルカーボンでインテリアはレザー。4年前から開発をはじめ、このフランクフルトモーターショーで世界初公開。
アスパークは大阪にある人材派遣会社で、「技術系の人材派遣で得たノウハウを生かしてクルマを作りました」と語るのはアスパークの吉田眞教CEO。またクルマだけにこだわっているわけではないが、やるからには一番を取りたかった」とのこと。吉田CEOは42歳。チーフエンジニアは31歳。京大で電池の研究をしていたそうです。蓄電にはキャパシタを使用。
車重は850㎏。
会場のステージ裏には「OWLの世界観を表現した」というVIP用のエリアがあり、3Dの映像が流れています。
また、市販は2年後を予定しており、価格はなんと350万ユーロ(約4億6900万円!)。
そして驚いたのは、絵本のようなOWLのカタログにサインを求めるドイツ人が多数。ドイツではスーパースポーツカーは「スーパーヒーロー」なのかも。
それにしても、実際に販売されるのでしょうか? 期待が高まります。
(吉田 由美)