ワークスチューニングというグループの存在をご存じでしょうか。ここでいうワークスとはメーカー直系のレース活動を意味しています。そうしたレース活動でのノウハウをストリート用チューニングアイテムにフィードバックしているのがワークスチューニング・グループ、具体的にはTRD(トヨタ)、NISMO(日産)、無限(ホンダ)、STI(スバル)の4社です。
今回、そのワークスチューニンググループが合同で試乗会を行ないました。各社自慢のデモカーを持ち込んだのは「日本のニュルブルクリンク」とも呼ばれる群馬サイクルスポーツセンター(「群サイ」の愛称でも知られています)。荒れた路面とアップダウンの激しいコーナーの続くタイトなワインディングを模したコースで、その実力をアピールしようというわけです。
その会場で待っていたのは、ド迫力のボディパーツを備えたトヨタのミニバン軍団。TRDのドレスアップパーツやサスペンションなどを与えられたエスクァイア、ノア、ヴォクシーの5台が並べられていました。
基本的には兄弟車ですから、機能性でいえば、どのクルマに乗っても同じわけですが、今回チョイスしたのはエスクァイア。前後のスポイラーやフロントグリル、サイドスカートなど上品でスポーティなエアロパーツがエスクァイアを、ワンランク上のミニバンに仕上げているのが印象的です。