昭和40年代の国産車のすべてが皆懐かしい~!‏

今でこそクルマは、日常ごくありふれた存在になっています。でも昭和の半ばまで、クルマは人々にとって憧れの的でした。

その憧れが現実へと変わったのは、昭和39年の東京オリンピック以降でしょう。日本は急速な工業発展によって、高度経済成長を実現。そして人々の所得の増加に伴って、クルマは身近な存在になっていきました。

現在販売中の「昭和40年代 日本車のすべて」と「初代セリカのすべて」を見ていると、クルマが「憧れから現実へ」と変わっていった様子が目に浮かんでくるようです。

そこでここでは、2冊の歴代すべて本について紹介したいと思います。

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■昭和40年代 日本車のすべて

表紙の「今なお心に残る、愛されすぎたクルマたち」というコピーのとおり「昭和40年代 日本車のすべて」には販売実績もさることながら、人々の記憶に残る車種が数多く掲載されています。特に冒頭章のイメージレポートにあるマツダルーチェ、日産グロリア、ホンダ1300クーペ9等の写真が、とても誇らしげでカッコイイ。他にも馴染み深いサニーやカローラ、また元気印のランサーやいぶし銀のジェミニ等、昭和の熱い時代を創ったクルマ達が目白押し。本当に「何もかも皆懐かしい~」と実感できると思いますヨ。

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■トヨタ初代セリカのすべて

当時トヨタセリカ、特にクーペスタイルのセリカ1600GTや、リフトバックが凛々しいセリカLB2000GTといえば、若者なら誰もが一目置くステイタスシンボルでした。そういえばTVドラマ「太陽にほえろ」のマカロニ編やジーパン編等で、刑事車両として使われていましたネ。「初代セリカのすべて」では、当時の開発経緯やデザイン秘話、メカ解説など、当時の興味深い内容が盛り沢山。2T-Gや18R-Gの名機や、LBのビックバンパー仕様等を思い起こしながら、是非ともじっくり読んで欲しいと思います。

7(拓波幸としひろ)

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