【新車】13年ぶりに日本で販売開始、世界の名車「トヨタ・ハイラックス」の気になる価格は?

なにしろハイラックスは荷台を持つ商用車。そのタフギア感が乗用車と比べて圧倒的なのは当然です。商用車ですから1ナンバーで、毎年車検となり、高速道路の料金も少々上がってしまいますが、この迫力あるボディがライフスタイルのイマジネーションを広げてくれることを考えれば、そうしたネガも許せてしまいそうです。

それにしても全長は5mを超え、ホイールベースも3m超のディメンジョンは日本で使うには持て余してしまいそうですが、着座ポジションも高く、ステアリングもかなり切れるため、数値で驚いてしまうほどの使いづらさはなさそう。それでもスペック上の最小回転半径は6.4mですから狭い道では手ごわいかもしれません。

一方、キャビンは日本市場でのニーズに合わせて乗用車のような雰囲気で仕上げられています。上級グレードではオートエアコンやスマートキーが標準装備となっていますし、メーターもオプティトロンタイプ。後席にはアームレストも備わります。

最低地上高が215mmと高いので乗降時には、ピックアップトラックを感じさせられますが、いったん座ってしまえば、そこはトヨタの乗用車として十分な快適性が確保されているのです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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