スポーティで大柄なシートに収まり、レンタカー店を出発。今回は、街中と首都高を中心に走ってきました。
スイフトスポーツのパワーユニットは、FFで直4 NA1.6L のいわゆる「テンロク」に6MT を組み合わせた仕様。1980年代に一世を風靡した「テンロク+MT」のコンパクトカーは、もはや絶滅危惧種になっており、スイフトスポーツは貴重な存在になってしまいました。
レンタカーの走行距離は約56600kmで、程度も上々。コンディションの良い路面では、太い偏平タイヤとは思えないほどスムーズに走ります。エンジンは低回転でも粘り強く、街中での常用域は1500回転以上で、2000回転超えでリズミカルにシフトアップしていくと、キビキビと走ることができます。
エンジン特性は、特段レスポンスにキレがあるとかパワー溢れるという訳ではありませんが、全回転域でキッチリとパワーとトルクを発揮する堅実でタフな印象。郊外でアクセルを踏み込むとNAらしくエンジン回転と同調して力強く加速していきますし、ワインディングではブレーキとシフト操作に合わせて、軽快なハンドリングを楽しむことができました。
テンロクと6MTを搭載したスイフトスポーツは、一般道をドライブするだけでも楽しく、クルマとの一体感を満喫できることを実感した次第です。
次は、首都高ドライブ編に続きます。
(星崎 俊浩)