日本でも販売していないディーゼルハイブリッドを投入したスズキ【インドネシアモーターショー2017】

スズキは今回のインドネシアモーターショーで、インド製の乗用車バレーノを発表した。すでに日本でも販売されているモデルだ。

日本では1.2Lの自然吸気エンジンと1.0Lの直噴ターボ仕様エンジンの2機種を搭載しているが、インドネシアではターボ仕様の設定はなく、自然吸気エンジンのみの設定となっていた。ターボ車はどうしても価格が高くなってしまうため、インドネシアでは敬遠されるようだ。

バレーノ以上に注目されるのがエルティガだった。エルティガはスズキがアセアンを中心に販売している3列シートのクロスオーバーMPVだが、そのディーゼルハイブリッドモデルが展示されていたからだ。デコレーションプレートに“ディーゼルハイブリッド”の文字を見たときには思わず目が点になりそうだった。

  

ディーゼルもハイブリッドも環境性能が評価されているが、いずれも価格アップの要因になるため、ハイブリッド王国といわれる日本でもディーゼルハイブリッドを設定するメーカーはない。ダイムラーだけが一時Sクラスに設定していた時期があるだけだ。