浜松の地で織機メーカーからスタートしたスズキ。2017年8月31日、約62年かけて日本での自動車販売で2500万台を達成したと発表しました。スズキの自動車第1弾は、1955年10月に軽自動車の「スズライト」で、ご存じのように自動車では軽自動車を主力に据えてきました。
そして、新型の登場が噂されている「ジムニー」は1970年に軽4WDとして登場。1979年の軽自動車「アルト」は47万円という驚異的な低価格を実現し、「軽ボンネットバン」という新ジャンルを生み出しました。
1993年の「ワゴンR」は男性ユーザーなど幅広いユーザーを獲得。2014年には、軽クロスオーバー「ハスラー」を発売するなど、現在まで同市場で高い存在感を発揮しています。
登録車も1965年にコンパクトカーの「フロンテ800」を皮切りに、1983年にGMとの共同開発で生まれたコンパクトモデルの「カルタス」、1988年はコンパクトSUVの「エスクード」、2004年に世界戦略車の「スイフト」など、個性的なモデルを数多く送り出しています。
このように、数々のヒットモデル・エポックメイキングなモデルを輩出し、約62年(61年11か月)かけて国内自動車販売が2,500万台を達成。内訳は軽自動車が約2,296万台、登録車が約205万台で、改めて軽自動車の存在感の高さを再確認させる数字になっています。
では、世界はどうなのでしょうか。世界の四輪車累計販売台数は約6,260万台(2017年7月末時点)で、日本に続くのが同国でトップシェアを誇るインドが約1,676万台、中国が約369万台、インドネシアが約222万台となっています。
(塚田勝弘)