14年間モデルチェンジ無しのジムニーは偉い! 実はオープン仕様もあるよ<シリーズ:「未転生新車」を探せ!>

長くモデルチェンジしてないクルマこと「未転生新車」を探し歩くシリーズです。
今やコンピューターの進歩やクルマのモジュール化の進行で、2年前後でブランニューモデルの開発も可能なんて言われてます。んが、そんな流れとは逆行するように「どっこい生きてるど根性」なベテランモデルがいるのです。そんな彼らに敬意を表しましょう。

 

今回紹介するのは1998年のデビューから今年で14年目に突入したジムニーです。 ただ、現行モデルこと型式名「JB23」は長いジムニーの歴史においてはまだまだヒヨッコちゃんとも言えます。

 

何しろジムニーの歴史は1970年から始まってますから今年で既に42年(!) しかも2代目の「SJ/JA」型なんて基本ボディは同じながら(中身はメチャクチャ変わってますが)17年も作り続けられましたから。

 

 

インパネは2004年のモデルチェンジで現在の姿に刷新された。

 

とはいえ昨今の情勢からすればやはり現行ジムニーの14年はたいしたもの。今後も作り続けて欲しいものです。

さてここで補足情報。ジムニーは国外の様々な国で販売されているのはご存じの通りですが、海外だけの仕様としてこんなものもあるのです。

 

リヤ部だけでなく運転席上部もキャンパス素材になっており、着脱が可能。

 

そう、国内でも2代目までは存在したオープン仕様なのです。

ベースは軽自動車のジムニーではなく、国内で言うところのジムニー・シエラ(正確にはエンジン等が異なるので型式は違います)。 この後席周りを丸ごと、そして運転席頭上を着脱式キャンバストップとした仕様が存在するのです(正式には存在「していた」となります。少なくともイギリスやフランスなどでは現在はラインアップから落ちています)。

これ、かなり格好いいんで日本でもラインアップに加えて欲しいんですが、どうでしょうスズキさん?

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる