昨年11月、政府内で交通事故防止に関する閣僚会議が行なわれ、安倍総理からの「高齢運転者による事故対策を早急に講じるように」との指示を受けて、国土交通省と経済産業省が「安全運転サポート車」の普及に乗り出しました。
そうしたなか、本年3月の中間とりまとめにおいて「自動ブレーキ」を搭載したクルマを指す「サポカー」(セーフティ・サポートカー)という愛称が決定。さらに、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」搭載車を「サポカーS」として区分。6月30日には、5月に一般公募した普及啓発用のロゴマークが公開されました。
ちなみに、「サポカーS」には「ベーシック」「ベーシック+」「ワイド」の3種類が存在。
・「ベーシック」
対車両の低速(作動速度域:30㎞/h以下)自動ブレーキ+ペダル踏み間違い防止装置搭載車。
・「ベーシック+」
対車両の自動ブレーキ+ペダル踏み間違い防止装置搭載車
・「ワイド」
対歩行者に対しても作動する自動ブレーキ+ペダル踏み間違い防止装置+車線逸脱警報(車線維持支援を含む)+先進ライト(自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯または配光可変型前照灯など)搭載車
この「サポカー」制度の導入は「トヨタセーフティーセンスP」や「ホンダセンシング」など、自動車各社が提供する安全運転支援パッケージを客観的な基準で分類することで、一般ユーザーがクルマを購入する際の判断基準になるように配慮、普及を促すことを目的にしています。