トヨタが共同開発の「仲間づくり」を一般企業に拡大、新サービス創出へ!

トヨタ自動車(以下トヨタ)が昨年12月にスタートさせたオープンイノベーションプログラム「TOYOTA NEXT」。

同社では、将来の様々な社会ニーズの変化に対して幅広く機敏に対応するために、革新的なテクノロジーやサービスを持つ企業、ベンチャー・研究機関とトヨタのアセット(経営資源)を組み合わせることで、未来のモビリティ社会を創造する取り組みをスタートさせています。

<募集内容>
・もっと快適で楽しい移動を提供するクルマの利用促進サービス
・全ての人の移動の不安を払拭する安全・安心サービス
・オーナーのロイヤルティを高める愛車化サービス
・トヨタの保有するデータを活用したONE to ONEサービス
・全国のトヨタ販売店を通じて提供するディーラーサービス

上記をベースに共同開発テーマを募集したところ、500を超えるアイデアの応募が有ったそうで、トヨタは8月31日、その中から5つの事業会社を選定したと発表しました。

選定されたのは「CAULIS(カウリス)」、「Giftee(ギフティ」、「シェアノリ」、「Nightley(ナイトレイ)」、「ATEAM(エイチーム)」の5社で、選定にあたっては、以下の5つの観点を重視したそうです。

・社会や人の課題を解決するアイデア
・実現する技術力、開発力、サービス力
・アイデアを実行する情熱
・両社のもつアセットの活用
・両社にとっての事業性

トヨタは、今回発表した選定企業と具体的なサービス内容やサービス開始時期、資本・業務提携等の詳細に関して今後協議を進めるそうです。

同社はこれまでのダイハツ、日野に加え、共同開発先としてスバルやマツダ、スズキ、海外ではBMWとも提携するなど、今後の環境規制強化などに対応、共存共栄を前提とした「仲間づくり」を加速させており、今回自動車関連企業以外からも仲間を募ることで、これまでに無い魅力的な商品や新サービスの創出に繋げる考えのようで、その成果が期待されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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【関連リンク】

TOYOTA NEXT
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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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