「SUZUKA 10 HOURS」のパートナーとなったSUPER GTを統括するGTアソシエイションの坂東正明社長は「SUPER GTのグローバル化というSUPER GTの理想と合致する」として、SUPER GTに参戦するGT300クラスのエントラントに「SUZUKA 10 HOURS」への参戦を許可すると発表しました。
通常、SUPER GTへ参戦するマシンは公平性を保持するためにGTアソシエイションが管轄するレースおよびテスト走行のみしか走行することが許されませんが、「SUZUKA 10 HOURS」では特例として参加を許可する、ということになります。
またインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦としても組み込まれ、このシリーズのポイントが付与されるという発表をSROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEOが発表。海外からの参戦チームにも大きなメリットが生まれます。
海外からの参戦可能チームを整理すると、
・ブランパンGTシリーズ
・イギリスGT選手権
・ADAC GTマスターズ
・ピレリ・ワールドチャレンジ
・IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップGTDクラス
・オーストラリアGT選手権
と欧州、北米、アジア、オーストラリアなど世界中で開催されるFIA GT3レースがほとんど網羅されています。ちなみにGTアジアシリーズはブランパンGTシリーズに含まれます。
使用するタイヤはワンメイクとなり、供給はピレリが担当。
トヨタGRマーケティング主査の高橋敬三氏、NISOMOの片桐隆夫社長なども登壇し、「SUZUKA 10 HOURS」に大きな興味を示しています。
また、NSX GT3を国内初発表したホンダからはモータースポーツ部の山本雅史部長が登壇し「SUZUKA 10 HOURS」への意欲を明らかにしました。
SUPER GTだけでも30チーム、スーパー耐久のST-Xにも9チームと、国内にも対象になるチームが39チーム、それに世界各国からもエントリーが期待される「SUZUKA 10 HOURS」。フルグリッド50台での開催は確実なのではないでしょうか。
新しい鈴鹿サーキット夏の耐久「SUZUKA 10 HOURS」は今から熱さを帯びています。
(写真・文:松永和浩)
【関連リンク】
SUZUKA 10 HOURS
http://www.suzukacircuit.jp/10h/