伝統の鈴鹿1000kmが10時間レースにグレードアップ!2018年8月24〜26日にフルグリッド50台での開催を目指す

「SUZUKA 10 HOURS」のパートナーとなったSUPER GTを統括するGTアソシエイションの坂東正明社長は「SUPER GTのグローバル化というSUPER GTの理想と合致する」として、SUPER GTに参戦するGT300クラスのエントラントに「SUZUKA 10 HOURS」への参戦を許可すると発表しました。

通常、SUPER GTへ参戦するマシンは公平性を保持するためにGTアソシエイションが管轄するレースおよびテスト走行のみしか走行することが許されませんが、「SUZUKA 10 HOURS」では特例として参加を許可する、ということになります。

またインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦としても組み込まれ、このシリーズのポイントが付与されるという発表をSROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEOが発表。海外からの参戦チームにも大きなメリットが生まれます。

海外からの参戦可能チームを整理すると、

・ブランパンGTシリーズ
・イギリスGT選手権
・ADAC GTマスターズ
・ピレリ・ワールドチャレンジ
・IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップGTDクラス
・オーストラリアGT選手権

と欧州、北米、アジア、オーストラリアなど世界中で開催されるFIA GT3レースがほとんど網羅されています。ちなみにGTアジアシリーズはブランパンGTシリーズに含まれます。

使用するタイヤはワンメイクとなり、供給はピレリが担当。

トヨタGRマーケティング主査の高橋敬三氏、NISOMOの片桐隆夫社長なども登壇し、「SUZUKA 10 HOURS」に大きな興味を示しています。

 

また、NSX GT3を国内初発表したホンダからはモータースポーツ部の山本雅史部長が登壇し「SUZUKA 10 HOURS」への意欲を明らかにしました。

SUPER GTだけでも30チーム、スーパー耐久のST-Xにも9チームと、国内にも対象になるチームが39チーム、それに世界各国からもエントリーが期待される「SUZUKA 10 HOURS」。フルグリッド50台での開催は確実なのではないでしょうか。

新しい鈴鹿サーキット夏の耐久「SUZUKA 10 HOURS」は今から熱さを帯びています。

(写真・文:松永和浩)

【関連リンク】

SUZUKA 10 HOURS
http://www.suzukacircuit.jp/10h/

 

 

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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