EVとHVの二刀流! 新型プリウスPHVは様々な技術の積み重ねでEV性能を増強

新型プリウスPHVのエンジンは、熱効率でディーゼル並みの約40%を達成しています。ただあまりに効率が良すぎて熱が発生しにくく、冷間始動時の暖房が悩ましいところ。そこで、冷媒の圧縮膨張で熱交換を行うヒートポンプ式エアコンを採用し、暖房のためのエンジン始動問題を解消しました。

駆動用バッテリーの大容量化に伴い、外部への給電機能も大幅に強化。アクセサリーコンセントを使うと100V1500Wの給電が、EV給電モードでは満充電の駆動用バッテリーから約3時間、HV給電モードならガソリン満タンでのエンジン発電から約2日間も可能となりました。新型プリウスPHVは、アウトドア等での電源としてだけでなく、災害といった緊急時の発電所としても大いに頼りになる存在になったのです。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

第550弾プリウスPHVのすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMS20170304