BMW 2シリーズ クーペ・カブリオレ・M2クーペがマイナーチェンジ。より迫力ある顔つきに変更

現行BMW 2シリーズは、1シリーズよりもひと回り近く大きいのが特徴のひとつ。たとえば、2シリーズ クーペは全長4440×全幅1775×全高1420mmで、1シリーズの4340×1765×1440mmよりも全長が100mm、全幅が10mm、全高も20mm高くなっています。

車内の広さよりもエクステリアデザインによる都合のため大きくなったと考えるのが自然で、実車を眺めると、2シリーズは1シリーズよりも大きく、堂々とした雰囲気も漂います。

見た目が非常に重要な2シリーズですから、2017年8月29日に受けたフェイスリフトもうなずけるもので、2シリーズ クーペ・カブリオレ・M2クーペに新世代のヘキサゴナル・デザインのアダプティブLEDヘッドライトを装備。

さらに、より幅広いキドニー・グリルのフレーム(M240iをのぞく)と、大型化されたエアインテークなどを採用することで、2シリーズのポイントであるワイドなデザインが強調されています。また、リヤにも新意匠のL字型LEDリヤコンビネーションライトを採用することで、立体感のあるデザインに変更。

内装では、より洗練されたデザインで「ハイグロス・ブラック」が採用された新しいセンターコンソールや、新デザインのインパネが採用されたのがトピックス。より広く、ワイドな印象を受けるように演出されているそうです。ほかにも、インテリアトリムに上質なクローム加飾が追加され、パネルの継ぎ目を最小限に抑えることで、室内の上質感が高められています。

装備では、いままでオプション設定だった「アドバンスド・パーキング・サポート・パッケージ」が標準化され、前席両側のシートヒーターも標準装備されています。

さらに、ナビゲーションなどの車載インフォテイメントも改良されています。「ワイド・コントロール・ディスプレイ」にタッチパネル機能が追加され、操作性を向上。また、HDDナビゲーションのメニュー画面も改良され、視認性が向上されています。

上級の「BMW M240i」と「BMW M2クーペ」には、「BMWコネクテッド・ドライブ」が標準化されるとともに、BMW M2クーペには7スピーカーの「HiFiサウンド・システム」も標準で用意され、サウンドにこだわる層にも訴求する充実装備に。なお、今回の一部改良により価格は23〜45万円高となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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