2017年F1第12戦ベルギーGPがサーキット・デ・スパ・フランコルシャン(7.004km、周回数44周)で開催されました。
スパ・フランコルシャンはベルギーの首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森にあり高低差104m、グランプリの中で一番長いコースです。
ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。キャリア68回目、ミハエル・シューマッハーの持つ最多記録に並びました。2番手にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)が続きます。
約1カ月のサマーブレイクがあけ、いよいよシーズン後半戦がスタート!
上位勢はスムーズなスタートを決め、順位の変動はありませんでした。それにしても20台のマシンがスパ・フランコルシャン名物、オー・ルージュを駆け抜けて行く姿は何度見ても興奮します。いつかこのシーンを現地で見てみたい! 憧れのサーキットです。
8周目、フェルスタッペンがマシントラブルのため、今シーズン6回目のリタイア。ベルギーはフェルスタッペンの生まれ故郷。第2の母国ということもあり、サーキットにはたくさんのファンが訪れていました。フェルスタッペンもヘルメットをベルギーGP仕様にし、気合いが入っていただけに本当に残念な結果となってしまいました。
素晴らしいスタートを決め10番手から7番手までジャンプアップしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、ケメルストレートで後ろのマシンにどんどん抜かれ、11位まで順位を落としてしまいました。アロンソは無線で「情けないよ」とチームに訴えます。そして25周目「突然パワーがなくなった」とガレージに戻り、マシンから降りてしまったのです……。