欧州のEVシフトを視野に、トヨタが好調なHVのバリエーションを増強!

欧州では「ヤリス(ヴィッツ)」や「オーリス」「プリウス」「C-HR」「RAV4」のHVモデルを販売していますが、1車種につき1仕様しかないのが実情。そこで今後はエンジン車と同様に、電池容量や出力などを差別化することで、HVのグレードを2種類以上用意、2020年までに順次投入するそうです。

おりしも欧州では、VWの排ガス不正発覚以降、ディーゼル車のイメージ悪化により販売シェアが低下しているそうで、逆にHVをラインナップするトヨタの販売シェアが上昇。

トヨタの欧州における2016年のHV販売台数は29.5万台(前年比+41%)と好調で、今年上半期(1~6月)でも前年同期比+44%増で推移しています。その影響を受けて同社の上半期の新車総販売台数は52.7万台(前年同期比+11%)に増加しており、シェアも4.9%(同+0.3ポイント)に上昇。

このように、HVが同社の販売増に大きく寄与していることから、HVモデルのラインナップ強化を図る考えに至ったようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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